毎日がお祭り!
バリ島各地のレベルの高いバリ舞踊と、民芸工芸品が集まる年に1度の芸術祭『バリ・アート・フェスティバル(Bali Art Festival) 』
バリ舞踊ファン必見イベントに行ってきました~♪
バリ・アート・フェスティバル(Bali Art Festival)ってナニ?
2012年で34回目となる、バリアートフェスティバル(Bali Art Festival) 毎年6月半ば~7月半ばまで開催され、 地元っ子にはペーカーベー(PKB)の名で親しまれているバリ島最大の芸術祭。 バリ島のみならず、スマトラ島やジャワ島、日本をはじめ、 色々な国の人たちが参加する1年に1度の楽しいイベントです。
毎年大賑わいのバリアートフェスティバルは、バリ島の芸術活性化のためのイベントで、 舞踊をはじめ、コンテスト、伝統工芸、有名店の料理などが集まった、バリ島博といった感じでしょうか。
バリ舞踊一つとっても、古典的な踊りから最新の踊り、
外国人も参加したりと、この期間中でしか楽しめない踊りばかりを集めた一大イベント!
ここに来れば、インドネシア&バリ島の全てが楽しめちゃう~ってぐらい、
毎日がお祭り騒ぎ♪
しかも、ほとんどの舞踊を無料で観れちゃうというのも魅力のひとつ。
日によって催し物が違うので、毎日通いたくなってしまいます!
会場となっているのは、デンパサールの中心地にあるアートセンター(Arts center)。
広大な敷地内に大小5つの野外ステージが設けられています。
インドネシア国立芸術大学(ISI)が隣接していて、アートフェスティバル開催以外は大学生達の踊りやガムランの練習、憩いの場として地元の人たちに親しまれている場所にあります。
踊りのスケジュールは公式サイト他、日本語で載せている旅行情報サイトなどもあるので、お目当ての踊りや劇団は、事前にチェックしてから出かけるのがオススメです。
ただ、このスケジュールは開催直前にならないと発表されず、直前の変更やキャンセルの場合もあるので要注意!
事前スケジュール確認は公式サイト「Bali Paradaise」(英語のみ)にてチェック☆ https://www.baliartsfestival.com/
2012年のアートフェスティバルの予定は6月9日でしたが、1週間ほど前に急遽変更となり、 6月11日から7月9日の約1ヶ月間の開催となりました。
私はヌガラ地方の竹ガムランのジェゴク狙いで行ったのですが、急遽キャンセルに! この辺りがバリっぽい。(笑) ちょっぴり残念でしたが、午前、夕方、夜の部では、つねに2グループほど 披露してるので、違うバリ舞踊をみることができました♪
バリ舞踊のオススメは、夜の部で開催される県対抗のゴン・クビャール大会。 ゴン・クビャール(Gong Kebyar)とは、寺院以外で行われるガムランで、バリ島でも最も一般的な音楽のこと。 県対抗ということで、地元応援団も駆けつけ会場は大盛り上がり! やはりレベルの高いウブドが属するギャニャール県、デンパサールが属するバドゥン県の対決が一番盛り上がってましたよっ!
☆ 観光で役立つインドネシア語&バリ語 ☆
今日の踊りは何がありますか?
Hari ini ada acara tarian?
ハリイニ アダ アチャラ タリアン?
踊りのスケジュールはどこで見れますか?
di mada ada acara tarian?
ディマナ アダ アチャラ タリアン?
何時から始まりますか(終わりますか)?
murai(sampai) jam berapa?
ムライ(サンパイ)ジャム ブラパ?
熱気ムンムンで、普段ウブドで見るより演技に熱が入ってるような迫力は、
バリ舞踊ファンさんなら、誰もが惹きつけられる踊りでした。
アートフェスティバルの一番のお目当てといえば『バリ舞踊』ですが、
実は、とってもステキなバリ雑貨が集まる展示会コーナーもあるんです。
そこで今回は、地元っ子に人気の雑貨たちをご紹介します~♪
このフェスティバルで展示されている雑貨たちは、観光客向けのバリのお土産品というよりも、 バリ人の生活用品の最新のモノをたーくさん展示してました。
民族衣装であるクバヤの最新デザインから始まり、アクセサリー、お祈りグッズ、洋服、
といった生活雑貨から、木彫りの立派な門まで。
小物から大きな家具まで、バリ人には欠かせないありとあらゆる雑貨たちが揃ってました。
観光客のほとんどが、バリ舞踊を見いやってきていると思いますが、
雑貨目当てで来ている、家族連れやカップルのローカルの人たちも多いようです。
バリ島各地の人気のお店が、アートフェスティバル開催中の1ヶ月間のみ集まり、 色々とお買い物したり食べ歩きできたりするんです♪
普段なら、遠くて1日に何件も見てまわれないような人気店も、ゆっくりじっくりとショッピングできるのも、アートフェスティバルならでは。
出店しているお店で一番目を引くのは、色とりどりの布が壁いっぱいに飾られているクバヤ(kebaya)のお店。 クバヤとはバリ島の生活には欠かせない民族衣装です。
日常のお祈りのときはもちろん、村の大きなお祭り、結婚式やお葬式などの行事には必ず着るクバヤ。 1枚でも持っていると、ちょっとしたお呼ばれや行事などにも参加できますよね。 私も何枚か持っていますが、かわいいデザインの物を見つけるとついつい買いたくなってしまいます~。
女性はレースやコットンのブラウス(クバヤ)と布(カイン)を巻いたスタイルで、最新スタイルが展示されています。
最近の流行は透けないタイプのブラウスで、ド派手な色使いが特徴。布はイカットや絞りのような柄が流行りのようです。 腰に巻く紐(スレンダン)の巻き方もかわいくリボンにしたり、ブローチを付けるのが今流だそうです。
今回は悩みに悩んで普段使いのバティック(Batik)1枚をご購入。
お店のお兄ちゃんは手描きバティックと言い張っていましたが、
プリントのような気がしながらも買ってしまいました。(苦笑)
バリ人に聞いてみたら、これはプリントよ~!と笑われてしまいました。
購入するときはお店の人の言葉を鵜呑みにしないように(笑)
今年は8月末にはガルンガン(Galungan)と呼ばれる、
日本でいう『お盆』みたいな大きなお祭りがあるのですが、
今からみんな、そのお祭りに向けて最新デザインを新調します。
どこの国も、女性はオシャレが大好きってことですね~♪
流行に敏感な子に聞くと、アレが良い、ココのお店が良いと色々アドバイスしてくれますよ。
そして同じくバリ人の生活に欠かせない、 ソカシ(sokasi)と呼ばれる大中小の3個セットになっている箱。
ロンタールや竹で編まれたソカシの中には、お供えもののお菓子や果物を入れます。
バリの女性たちが頭の上に乗せて歩いている姿は、バリの風物詩~♪
現在ではナチュラルカラーの他に、色とりどりに装飾されたソカシもよく見かけるようになりました。
小物入れにするにも丁度良い大きさなので、私は大中小の3段セットを小物の収納として使っています♪
とっても可愛くて、バリ島のお土産にするのにもめちゃ良いです。 小さなソカシに、バリ土産をたっぷり詰め込んでプレゼントなんてステキっ。 最近の流行はラメで塗られたものやリボンが張付けられた物など、 もはや箱自体に、竹を使う意味がなくなってしまいるモノもあったりと。 ちょっとやりすぎな感じもしますが、クバヤと同じく、派手な装飾が流行っているようでした。
さてさてお次のバリ雑貨は、ゴールド&シルバーの貴金属コーナー。
ほとんどがシルバーで有名なチュルック地区のお店からの出展で、 普段使いのピアスや指輪をはじめ、踊り用のゴールドのアクセサリーがたくさん並んでました。
かなりの種類があるので、コレ!というデザインを見つけるのは大変~! 日本人に大人気なガムランボールは、ここではほとんど見かけることはありませんでしたね。
ローカルには大きなモチーフの方がお好みの様です(笑)
指輪は男性にも人気で、大きなパワーストーン入ったゴツい指輪が主流。 バリ人男性の手を観察してみると、指からはみ出るほどの大きな指輪をはめている人をよく見掛けたことってありませんか? アレって、お洒落としてというよりも、魔よけやお守りの様な意味合いで身につけてる人が多いんですよ。
指輪の台座だけ、石だけという買い方も出来るので、 自分オリジナルの指輪にすることも可能です!
石のほとんどは、インド、中国、ナイジェリアなどからの輸入品が多いそうです。
日本人が身に着けるにはちょっと大きすぎるかな~という気もしますが、
石には相性があるので、ピンっ!と直感がくるモノを購入してみるのがいいそうですよっ。
そして、男性に人気なのがクリス(Keris)と呼ばれる短剣。 パワーを持つといわれるクリスはマーブル模様のパモール(Pamor)と呼ばれる刃紋が美しい刀。
この刃紋は鉄やニッケル、隕石を重ね合わせて何度も打ち、折りたたんでいくとステキな模様ができがるそうです。 現在では鉄鉱石を使っているそうですが、昔は鉄鉱石を掘り出して精製する技術がなかった為、 宇宙からの贈り物である隕石を使っていたとか。 天からの恵み物、隕石のパワーが宿っていると伝わります。
不思議な力を持つといわれる理由はここから来ているのかもしれませんね。
クリスの刃にはまっすぐなものや波状のものがあり、カーブの数によっても意味合いが違ってくるそうです。 3つのカーブは成功、5つのカーブは愛情、7つのカーブは威厳を表しているのだとか。 必ず奇数でなくてはならず、偶数のカーブをクリスを持つと良くない事が起こるという言い伝えがあります。
バリの日常生活ではまず使うことはありませんが、結婚式などの儀式には欠かせない存在です。
現在ではチュルックエリアやカランガッサムの方に工房があるようですが、 お土産クリスも多く、パワーの宿った神聖なクリスを作れる職人さんは少なくなってしまったようです。
2005年にユネスコの無形文化遺産に登録されたクリス。
法律の関係で日本に持ち込むことは不可能ですが、
素晴らしい模様を観賞して下さいね!
ぐるりっとバリ島の伝統工芸品を見た後は、青空市へ♪
会場の一角には普段使いの服、サンダル、カバン、おもちゃ、生活雑貨もありました。
先ほどの展示会場に比べるとお手頃価格の商品が山盛り! 洋服も100円ぐらいのものから揃い、値札が付いているものが多いので安心して買い物できちゃえいましたよっ。
その他にも、移動遊園地もありと子供たちも大興奮!
私のオススメはバティック柄の洋服たち。 すべてプリントになりますが、アジアンテイストなシャツなどは重宝しますよね。 子供用のかわいいワンピースも300円ぐらいなので、バリ土産にも良さそう♪ 買うときは、縫製チェックも忘れずに!
☆ バリ島観光で役立つ単語~インドネシア語&バリ語 ☆
踊り
tarian
タリアン
バリの民族衣装
kebaya
クバヤ
シルバー
perak
ペラッ
短剣
keris
クリス
食べ物
makanan
マカナン
そしてお腹が空いたらフードコートへ!
バリ島各地の有名ワルンも出店中~。
ウブドエリアではクデワタンにあるナシアヤムクデワタンを発見!
行きたくても行けなかった~!なんてお店が出店していたらラッキー☆
大変混み合っているので、お目当てがある場合は早めに席をゲットがコツですよん。
イヤーキャンドルが体験できるお店もあり、
歩き回って疲れたので、マッサージでリラックスしちゃいました~♪
イヤーキャンドルを扱うお店って少ないので、この機会にチャレンジするのもいいかも。
ナチュラル製品を扱うお店のようで、香りの良いマッサージオイルや石鹸も販売してました。
丸1日たーっぷり楽しんで大満足!!
このフェスティバルはローカルメインのイベントですので、しつこい客引きなど皆無!
そのかわり日本語のできる人も皆無(苦笑)
ローカルの雰囲気を楽しみたいという人にもってこいのイベントでした。
価格も良心的なので、値段交渉が苦手という人にも向いているかもしれません。
バリ島のお土産にできそうな素敵な雑貨もあるので、バラマキお土産物ではなく、
ちょっとこだわった雑貨を購入するには、いい感じでしたよっ。
あと、時間によって会場近くは、ものすごい混雑となりますので、
車よりバイクで行くのがオススメです。
観光で来る方は、ガイド付きのトランスポートなどで案内してもらうと、
迷わず行け、見所を教えてもらえるので良いですね♪
伝統芸能、雑貨、食事と、バリ島をぜーんぶ満喫できちゃうアートフェスティバル。
毎年6月半ばから7月半ば頃まで、1ヶ月程度開催していますので、
スケジュールが合えば、ぜひ寄ってみてくださいねっ!
バリ・アート・フェスティバルへのアクセス
■住所:Jl.Nusa Indah denpasar,Bali Taman Budaya(Atrs centre)
■入場料なし
(敷地内美術館のみ入場料 5,000Rp)
ププタン広場からはサヌール方面へ約2km、Jl.Nusa Indahに入り、約100mほど進む。ウブドエリアからは車で約1時間。
アートフェスティバルについて
毎年6月10日前後から約1ヶ月間、デンパサールのアートセンターで開催されるバリ島最大の芸術祭。
毎日朝夕夜と開催される踊りは、バリ島各地から、ジャワ島、スラウェシ島、ボルネオ島などの伝統的な踊りや、日本のバリ舞踊グループや外国人による創作ダンスなど、フェス開催中にしか見られない!
初日にはププタン広場からのパレード、開会式は大統領も参加し、国を挙げて盛り上がる一大イベント。
最新デザインの雑貨や絵画の展示、有名ワルンの出店など丸1日楽しむ事が芸術祭。
バリ・アート・フェスティバルの写真
このページで表示している情報は、2012/8月現在です。
事前スケジュール確認は公式サイト「Bali Paradaise」(英語のみ)
https://www.baliartsfestival.com/