新鮮なフルーツや野菜などの食料品から、お土産物までなんでも揃う。
ウ ブド市場で、バリ島のおやつを食べあるきに行ってきました 。
おばちゃんパワー全開のウブド市場(パサール・ウブド)は、朝市が楽しい~☆
ウブド市場(パサール・ウブド)ってどんなところ?
朝は、新鮮なフルーツや果物、お菓子など盛りだくさん♪ お昼は、お土産物や洋服、絵画など、なんでも揃う芸術市場に早変わり!
地元の人も買い付けにくる、ウブド一番の観光スポットです。
ウブド市場(パサール・ウブド)は、ウブドエリアの中心地。
王宮の真ん前、ラヤ・ウブド通り(Jl.Raya Ubud)とモンキー・フォレスト通り(Jl.Monkey Forest)の交差点にある市場。
朝5時ごろ、まだ日の上がらない時間帯から、市場は地元の人たちで大賑わい!
新鮮な野菜やフルーツ、肉、魚、朝ゴハンやお菓子を買いにやってくる人や、 毎日欠かせない、お供え物のお花など買いに来る地元の人たちで、朝の市場はローカル一色に!
そんな、おばちゃんパワー全開な、活気あふれる朝のウブド市場をご紹介~♪
ウブドの朝はとっても早く、バリ人たちはみな早起きさん。
まだ日も上がっていない早朝5時頃から、イブ達はお買い物にやってきます。
ウブド市場の朝は、新鮮な野菜やフルーツなど、バリの食材がそろう『ウブドの台所』として、 たーくさんの地元の人たちで、毎朝活気づいてます。
モノ・モノ・人でごった返す朝市では、観光とはちょっと違った、バリの日常や生活を垣間見れる貴重な時間。
お昼になると、観光客向けのお土産がズラリっと並ぶ『芸術市場』に早変わりーっ。
地元の人にも観光客にも愛される、ウブドの中心的スポット!
それが、パサール・ウブドです。
目の前には、毎晩バリ舞踊を公演しているウブド王宮(プリサレン)があり、 今でも宮殿には、王族の末裔が暮らしているという、ウブドでもっとも有名で由緒正しいローケーション。
この市場をランドマークとして、ジャランジャラン(お散歩)する人も多いのでは?
昔は、市場の前にあるウブド王宮に住む王様が見物台から市場を眺め、 人の行き来を見ながら景気の判断をしてたんですって。
『ウブド一帯を治めていたスカワティ家の王様が、毎日のぞいてたんだなー。』と考えると、 ただの市場だけではない、なにかとっても重要で大切な場所だったのかな?なんて、感じちゃいます。
なんでも20年ほど前までは、夜になるとセンゴール(ナイトマーケット)もあったそうですが、観光客向けのおしゃれなレストランが建ち始め、5年ほどで終わってしまったみたいです。
もし今でもあったら、きっと夜遅くまで活気のある場所になっていたのだろうなー。
と、ちょっぴり寂しくも思いますが、ウブドの夜は特に早いですしねっ。
ゆっくり静かに過ごす夜も、ウブド流ってことで~♪
ではでは、さっそく朝の市場をのぞいちゃいましょー☆
ウブド市場が一番賑わう、朝の6時ごろからスタートです。
市場には、チャナン、お祈りのお花、お香など、毎日欠かせない神様へのお祈りグッズから、 赤玉ねぎ、ニンニク、トウガラシなどのバリ料理には欠かせないスパイスに、旬の南国フルーツや新鮮な野菜たち♪
そして、色とりどりな、バリのお菓子たちがひしめき合っています!
中でも一番気になるのが、日本ではまずみかけない、緑やピンク、黄色のお菓子たち。
これぞ『THE バリのお菓子!』みなさんも、一度は見たことがあるのでは~?
その色にちょっと、勇気が入りそうなんですけど。(笑)
実は、中には合成着色料を使ってない、昔ながらのお菓子もいっぱいあるのですよー。
バリの伝統的なお菓子は、ジャジャンバリ(Jajan Bali)と呼ばれ、 グラメラ(パームシュガー)、サンタン(ココナッツミルク)、クタン(もち米)などの素材を使った、素朴なお菓子が主流。
日本の草餅のようなお団子や白玉団子、蒸しケーキにゼリーなど、日本に馴染みのあるおやつもいっぱい。
子供のころ、田舎のおばあちゃんの家で食べたような、懐かしいおやつです~♪
ヤシの木から採れるグラメラは、糖質・脂質が少なく、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラル分を多く含み、疲労回復や滋養強壮にも効果があるそうです。
しかも、虫歯にもなりにくいとか!?
グラメラをたっぷりと使うバリのお菓子は、かなり甘めテイストなので、虫歯になりにくいと聞いて、これはかなり嬉しいポイントでした。
精製している白いお砂糖と違って、こってりとコクのあるお味が特徴で、黒糖にも似たような、しっかりとした『味』のあるお味です~♪
バリ島の手作りおやつには、ほとんどこの『グラメラ』を使ってるから、とっても素朴で優しい仕上がりになってるんでしょうねっ。
かなり発色のよい色に、一瞬ギョギョっとしてしまいますが、このカラフルなグリーン、実は合成着色料で色付けしてません。
パンダン(pandan harum)という葉っぱを使って、色付けされたモノ。
合成ではなく、ナチュラルな自然な色なのですっ!
私もはじめて見た時は、ぜったい着色料だと思い、まったく信じられませんでした。
このパンダンの葉は、東南アジアでは料理やお菓子につかわれる有名な葉っぱで、パンに練りこんだり、ご飯と一緒に炊いたりして、香料や色付けに使います。
その他にも、防虫効果や美肌効果、整腸作用の役目もあるそうです。
チャナンの中にも刻まれたパンダンを入れたり、パンダンリーフで編んだ雑貨もあったりと。
また、沸かしたお湯の中に入れてパンダン紅茶を楽しんだりと。 独特の香りで好き嫌いが分かれるようですが、 紅茶を飲んで、カラダの中から綺麗になれるんですね~♪
ココナッツの葉、バナナの葉に続いて、バリ島では欠かせない葉っぱです。
スーパーのジャムの棚には、『パンダンのジャム(スリカヤ)』もあるので、気になる方は一度チェックしてみてください~♪
かなりの甘さなので、パンに塗って食べるのがオススメですよっ。
ということで、カラフル系のお菓子の中でも『緑色』をしているものは、 パンダンリーフを使っている可能性大。
私もなるべく、緑色のお菓子をチョイスしてます。
バリのおやつ初挑戦の人は、グリーン系から試してみるのいいかも。
ちびっ子は、カラフルなおやつに喜ぶかな?
ウブド市場には、色んなバリのおやつが店先に並んでいて、 見ているだけでもとっても楽しいです~♪
☆ お買いもので役立つ単語~インドネシア語&バリ語 ☆
おやつ
jajan
ジャジャン
パームシュガー
gura mera
グラメラ
ココナッツ
kelapa
クパラ
ココナッツミルク
santan
サンタン
もち米
ketan
クタン
おやつをちょこちょこ買って、朝から買い食い三昧なウブドの朝。
この他にも、こんなお菓子をみつけましたー☆
ウブドの朝市をのぞいてみたいなら、早朝6時から8時頃までがベストです。
8時を過ぎてしますと、商品もほとんどなくなり、イブ達は店じまします。
それからは、観光客をメインとした、おみやげ物屋さんが店開きを始めます。
おみやげもやのをゲットするなら、朝10時過ぎから夕方5時頃までがおススメ。
洋服やアクセサリー、ガムランボール、アタ製品、民芸品から、竹細工などのバリ雑貨などなど。お土産物なら、なーんでも揃っています。
ところで、基本的には市場のものは値札が書いていないのでちょっと不安なモノ。
そんな時には、こちらから○○ルピア分頂戴!と言ってしまう手もあります。
この手は、朝市での食料品やお菓子、フルーツなどを買う時に使えます~♪
小さなお菓子なら1個500ルピアからあるので、 コレを2,000ルピア分ください。
チャンプル(色んな種類を混ぜて)で3,000ルピア分!と言えば、 『お?慣れているな?』という感じで、イブ達との会話も盛り上がります。
蒸しケーキなどは、安くても1,500ルピア以上だったりするので、 々なお店で比較しながら、食べ歩きするのも楽しいですよ~♪
市場では、いろいろな場所で売っているので、まずはグルーっと1周してみて、 清潔そうなところ、人が集まっている場所をチェックするのがコツ!
また、人がたくさん買っている=美味しい!
ですので、人気店で買ってみるのもB級グルメの醍醐味ですねっ。
衛生面がちょっと不安。。
という人は、外でおばちゃん達が売っているのではなく、建物内のお菓子売り場へ。
ひとつづつビニールに入れたお菓子を扱うお店がありますので、これならホコリもかぶってないので◎。
ただし!若干値段は高くなりますので、キチンと値段交渉しましょうねっ♪
値段交渉も、市場では楽しみのひとつ。
パワー全開のおばちゃんに負けずに、勇気を出して値段交渉してみましょう!
☆ お買いもので役立つインドネシア語&バリ語 ☆
あまり甘くないのはドレですか?
yang mana tidak begitu manis?
ヤンマナ ティダッ ブギトゥ マニス?
中身は何ですか?
isinya apa?
イシニャ アパ?
ひとつ下さい
minta satu
ミンタ サトゥ
ひとつづつ下さい
minta satu satu
ミンタ サトゥサトゥ
○○ルピア分下さい
minta ○○Rp
ミンタ○○ルピア
朝市には、朝ごはんメニューも豊富!
アヤムベトゥトゥ(Ayam betutu)は鶏肉をスパイスと一緒にバナナの葉に包んで蒸し焼きした料理。
バリの人たちは、これをガッツリ朝から食べてました。 朝早くから働いくパワーは、これのおかげかも?
場所はジャランモンキーフォレストから入って、突き当りの小さな階段を上って行ったところ。 中2階のような場所にあります。
お菓子やフルーツ以外にも、朝市で忘れちゃいけないのが、南国のお花たち~♪
バリならではのバリ・ヒンドゥーっでは、1日に3回お祈りするのですが、
その時に欠かせないのが、神様に捧げる『チャナン』と呼ばれるお供え物。
チャナンは、1個づつ全て手作り。
ヤシの葉やバナナの葉で編んだトレイの上に、色とりどりのお花を並べます。
プルメリア、チュンパカ、アジサイ、パンダンを刻んだ物、マリーゴールド、
赤、紫、ピンクの花びらのパチャ(paca)など、お花であれば何でもOK。
お供え物なんですけど、お部屋に飾っておきたいぐらいキレイ~♪
ちょっと前まで、どこの家庭でも毎日作られていたそうですが、
でも最近では、市場で買うのが主流のようです。
ちなみに。。
スタンダードなチャナンは20個で6,000Rp前後。 ちょっと凝ったチャナンは12個で10,000Rp、1個500Rpぐらい。
他にも、お寺に持って行く大きな『キパス(kipas)』、スンバヤン用の『クワゲン(Kwangen)』など。 種類がいろいろあるので、それを見るのも楽しいですよ~♪
お花は欲しいけど、チャナンを買うにはって人は、花びらだけでも買うことができます。
オススメは、日本ではまず見られない南国のお花の代表、
フランジパニ、チュンパカ、イランイラン~♪
この3つは、香りもとってもいいので、小さなお皿にお水を入れて浮かべてみたり、
ホテルのバスタブに浮かべて、フラワーバスにしてみたり。
バリ人風に、耳の横にちょこんと飾ったり♪
新鮮な南国フラワーで、ちょっぴり優雅なひととき愉しむのも朝市のいいところですね~。
花の時期やお祭り時期などでかなりの差があるようですが、
基本は『◯◯ルピア分ちょうだい』といえば、 花びらだけでも売ってくれます~♪
試しにチュンパカを1つ売ってもらったら、500ルピアでした。
高いかな?安いかな?
1個だし、まぁいいか~♪と、なかなか強気に出れない私。(笑)
行き交うイブイブ(おばちゃん)を眺めてみると、ちょっと気なる買い物バッグを発見!。 色々な色があるみたい。 あ、ちなみにバリでの正しいバッグの持ち方は頭に載せるです。
『こうすると両手が使えるのでいいでしょ♪』だって。 でも慣れていない人には至難の業なのよー。 ビニールで編まれたバッグは丈夫で濡れたものもOKなので、 市場にはぴったりのお買いものバッグ。 さっそく売っている所を見つけちゃいました!
「これいくらー?」
『鮮やかな色の丈夫な方のバッグは50,000Rp,もうひとつは35,000Rp』
「えー、ちょっと高いよね?」
『いくらでほしいの?』
さーて、ここからが勝負です!
値段交渉バトルの始まるお土産市場へ変身だっ!!(笑)
お買い物バッグもって、地元の風景に溶けこみながらバリを楽しむんだり、
お菓子やフルーツを買って、朝ごはんにするのも◎。
観光客とおみやげ物でいっぱいになる午後より、朝の方が断然面白い!
それに、お土産物屋さんのように、激しい呼び込みもほとんどないので、
好きなように見て回れるのが嬉しいですねっ。
それにしても、朝から元気いっぱいのイブたちを見てるだけで、
パワーチャージできそうなぐらい。
今日もウブドは、笑顔と活気に溢れてました~♪
ウブド市場(Pasar Ubud)へのアクセス
■住所:Jl. Raya Ubud, Ubud, Gianyar, Bali
■入場料 不要
■駐車料金:バイクRp1,000 自動車Rp3,000
■営業時間
朝市:05:00~10:00 芸術市場:10:00~17:00
ウブドの中心地、ラヤ・ウブド通り(Jl.Raya Ubud)とモンキー・フォレスト通り(Jl.Monkey Forest)の交差点。 ウブド王宮(プリサレン)の正面。
バリ島のおやつ『ジャジャンバリ(Jajan Bali)』
バリのお菓子は大きく分けて2種類。 生菓子のkue basah(クエ・バサ)と焼き菓子のkue kering(クエ・クリング)。
バリ人は、この甘いお菓子と一緒に甘いコーヒーで朝食をとる人も多いです。 また、生菓子はあまり日持ちがしないので、朝の市場が種類も豊富で安く買えます。
ナチュラルな素材を使った、素朴な味のお菓子。
代表的なものはグラメラシロップが詰まったクレポン。
甘いココナッツフレークを包んだクレープのダダール、 ういろうに似たクエラピス、 ゴマ団子のオンデオンデなどがあります。