●おりものについて

おりものは、帯下（たいげ）・こしけなどとも呼ばれ、女性の生殖器官などから分泌された粘液で、膣を雑菌から守ったり、受精や性交の円滑化を助ける役割などを持っています。

●おりものが多い？

おりものの量や状態にはかなり個人差がありますし、おりものが多い体質の人もいればもともと少ない体質の人もいます。

年齢や体調、心の状態などによっても変化しますし、周期の中でも変化していきます。

●量と年齢

おりものは、初潮の少し前から分泌されはじめて、20代に入ると量も増えていきます。

20～30代では、個人差はありますが多少あるのが普通です。

そして、更年期に入ってくると、量もすこしずつ減っていきます。

●量と周期

通常、生理直後は量が少なく、排卵期に入ると無色透明で粘りけのあるおりものの量が増え、生理前になると排卵期ほどではないですが、おりものが多い感じがします。

また、排卵期には、量が多いだけではなく、少量の血が混じったおりものが見られる場合もあります。

おりものは、通常では生理的な要因で分泌されていますが、中には病的な要因の場合もありますので、常日頃から、ご自身のおりものの量や色、匂いや周期などをチェックしておくと良いかもしれませんね。

●おりものが白いけど・・・おりものの異常？

正常な色は、無色透明または白色ですが下着やナプキンなどにつくと多少黄色っぽくなる場合があります。

よくおりものが白くて下着 に付くと黄色くなるなどの悩みがあるようですが、通常は白い色をしています。

●おりものが臭い

おりものの匂いについては、やはり個人差があり、体質によって無臭の人もいるようですが、やや匂いがある人も いるようです。

通常では、甘酸っぱいような匂いがしますが、刺激臭を感じるほどではないようです。

また、精神的なものもあるようで、自分のおりものが臭い臭いと考えると臭く感じてしまう場合もあるようです。

●かゆみを伴う場合

かゆみを伴う場合は、注意が必要です。

もちろん、洗い方や日頃のケア不足などでかゆみが発生する場合もありますが、ひどいかゆみや痛みなどは危険信号の場合が多いようです。

色や量、匂いが極端にいつもと違う。または、ひどいかゆみや痛みを伴う場合には、病的な場合が考えられます。

そんな時は、お早めに専門医にご相談下さい。